価値観
人は価値観が違う。当たり前の話だが。
コンサルタントと言う職業は、付加価値をつけてナンボのもんじゃい、である。いわゆる「事業会社」と呼ぶような、メーカーや一般的なサービス業、小売業は、付加価値をつけやすい。もちろん、内部にいる社員は頑張る必要があるが、結局生み出したものや商行為そのものが付加価値が付いている、と考えられるからだ。
一方で、受注生産は若干趣が異なる。受注生産だと、基本的に、「お客様のために作る」ので、担当したものが付加価値を大きく左右するのである。
それでも、たとえばオーダーメイドの服や、あるいはシステムインテグレーションなどは、「納品物」そのものが価値の分かりやすいものなのでまだ良い。コンサルティングは納品物と言ってもせいぜい何十ページかのパワーポイントである。しかも、場合によっては「そんなもの俺でも書けるよ」と言われそうなものまである。
コンサルティングの難しいところは、自分の顧客が自分より優秀であるケースが多く、その中で、その相手に対して「付加価値のある提言」をしなければならないところだ。
この「価値」については、非常に個人差によるばらつきが大きい。些細なことに価値を感じる人がいれば、よほどのものを作らなければ価値を感じないケースもある。
一方で「事前期待値」と言うものもある。これは、「こいつだったらこれぐらいやってくれるだろう」「こいつは優秀だろう」と良くは分からないが、どうやら推測では優秀だ、と断定するやつだ。
私自身、なぜだかわからないが、この事前期待値が自分が思っているより周囲の評価が高いケースがある。場合によっては、今までの付き合いの中で付加価値を感じている方もいるのかもしれないが、いやいやそんなわけないだろう、と俺の心が告げるわけだ。
先日、ある人材系の仕事をしているかたと話をした時の事だ。「メッキもまたよし。はがれる前に中をうまく作ってしまえば良い」のだそうだ。
俺自身、いつまでたっても、メッキはメッキと思うのだが、ただ、それをとてつもなく分厚くする努力をするしかないのかもしれない。




















Comments
後藤さん
お久ぶりです。
岡島組のあと、飲み会で後藤さんのお仕事内容を、お伺いしたかったのですが、、、私都合で参加できず、、忸怩たる思いです。
それはさておき、クライアントは現場、ディテール、過去の経験については、とっても詳しいので、そこの知識とは”別枠”の知識、切口を提供することが、分厚いメッキになるのかもしれませんね。、、、あっ失礼しました!
Posted by: 立花 | October 13, 2009 at 12:47 PM
立花さん、
> そこの知識とは”別枠”の知識、切口を提供することが、分厚いメッキになるのかもしれませんね。
そうなのでしょうね、、、
その別枠がとても難しい・・・。
Posted by: D | October 13, 2009 at 07:17 PM