店舗ビジネスの宿命
久々に近所のヤマダ電機に行ってみた。
レイアウトがだいぶ変わっており、気付いたら家電だけでなく、お菓子や飲料、雑貨なども売っていた。
店舗ビジネスは、大前提として「どれだけ人が来るか?」が重要である。つまり、「よい立地に存在すること」が重要なのである。
それが、店舗そのものの魅力によってある程度集客力が出てくると、今度は集客力を利用したくなってくる。つまり、集客力によって多くの人が来るので、その来た人を利用しよう、と言う事なのである。
古くは百貨店、と言うのはその考え方に近い。いや、鶏と卵の関係でもあるのだろうが、「あそこに行けば何でも買える」と言う発想と「人がいっぱい来るからいろいろなものが置ける」と言う発想と行ったり来たり、と言う事なのかもしれない。
そしてヤマダ電機だ。家電量販店、と言う業態は家電を豊富な店舗数による販売力を利用して、メーカーに対して価格交渉力、いわゆるバイイングパワーを持って「安く売る前提でそれ以上に安く仕入れる」と言う活動を行っている業態である。また、家電を選ぶには家電量販店にいけば、ほぼ欲しいものはそろう、と言うことで、消費者も家電には家電量販店、と言う意識を持ちつつある。その最大手がヤマダ電機である。
考えてみれば、もはや市場は成熟し、ほとんどの場所に家電量販店が存在するため、これからの成長を求めるためには何か新しい試みを行わなければならない。その一つが「別のものを売る」と言うやつだ。アンゾフのマトリクスで言う「新規製品×既存顧客」領域に進出しているのである。
難しいのは、消費者はヤマダ電機に雑貨を買いに来ているのではなく家電を買いに来ているのだ。確かに人はいっぱい来るのだが、その人たちのほとんどは雑貨に用は無いだろう。とすると、家電メーカーにバイイングパワーを発揮できるヤマダ電機もお菓子メーカーには発揮できない。ここの領域は、IY、AEONに敵うべくもない。
きっと、難しいビジネスになるだろう。
ただ、日本の商圏規模を考えると成長余地は家電にはないかもしれない。とすれば、店舗ビジネスの宿命として取扱商品を増やす。しかし、儲かるべくもない、と言う事態になるのではないだろうか?




















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