仮説構築とは、何か良く分からないことに対して、「とりあえず、なんだか良く分からないけど、こんなもんじゃねーか?」と仮置きしてみることである。仮説の精度が高いとかなり無駄が削減されるが、精度が低いとたんなる思いつき、思い込みと変わらない無駄が起こる。
仮説構築でよくつかわれるのはフェルミ推定だろう。例えば、市場規模を計算する際、なんらかの根拠を持ってざくっと計算するアレである。
有名な話で言うと、富士山をトラックで土を運んで移動させた場合、どれくらい時間がかかるか。
私が感動した仮説構築は、ヤマト運輸の小倉昌男さんが立てた仮説だ。詳しくは「小倉昌男 経営学」を読んで頂きたい。ページにするとp.83である。これは、宅急便の基地をいくつ作ればよいのか、を考えた際の思考プロセスである。
1) 日本の面積は37万平方キロメートル。そのうち、山岳地帯や湖沼を外した地図を集め、半径20キロ・・・トラックが30分で着く距離、の円描くといくつかけるか?それが必要な数では?→作業があまりにも大変過ぎて断念。
(これは仮説構築ミス)
2) 郵便局の数は5000。これが基準では? →信書を含めなければもっと少ないはず。(仮説が荒い)
3) 公立中学校の数は11,250。中学生は歩いて通うため、数が多すぎる?(仮説構築ミス)
4) 警察署の数は1200。これが一つの基準では?
このプロセスに則って考えたらしい。p.84をそのまま抜粋すると、
「最後に警察署。これは全国で約千二百ある。案外少ない感じだが、地域の治安を維持するのが役目だから、必要ならもっと多いはずだろう。これは参考になった。警察署が千二百で済むなら、ヤマト運輸の宅配のための営業所も、そのくらいあれば間に合うのではないかと考えたのである。」
である。
かの小倉昌男ですら、4回の仮説構築を繰り返し、おそらくその1回1回に結構時間をかけてるのではないだろうか?だが、時間がかかってもあれだけのビジネスモデルを作りだし、あれだけの成功をしているのだから、その時間はかけるべき時間なのである。
だが、時間をかけて出来るかどうか、そこが仮説構築の難しいところだろう。
と前置きはこれくらいにして。
ここからは毎度毎度の宣伝である。
私の上司の文章をそのまま貼り付け。
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早いもので「仕事塾」は、第五回を迎えることとなりました。
テーマは、かねてより私も非常に興味のあった「仮説構築の技術」についてです。
家弓正彦の仕事塾Vol.5「仮説構築の技術」
2009.3.12(木)19:00~ 銀座フェニックスプラザ ¥2,000
http://www.cyber-synapse.com/mkay/090312/
このテーマは、受講生の方のリクエストによって掲げられました。
ビジネスパーソンにとって、とても重要なスキルだと思います。
まず、情報収集にも、意思決定にも、
この「仮説を立てる」というプロセスは不可欠です。
仮説構築スキルがない限り、仕事の効率は決してあがらないと言っても
決して過言ではないでしょう。
ということで、
簡単に「仮説構築スキル」について、ブログに書きました。
■ロジックとパッションの狭間から。。。
【家弓正彦の仕事塾】仮説構築の技術
http://kayumi.jp/archives/498375.html
よろしければ、ご覧ください。
そして、今回初めての試みなんですが、
できるだけ実りのあるセッションにするために、
私のブログで「ビフォア・フォロー」を行います。
事前に、できるだけ多くの方の声を頂戴し、本テーマに関して、
「特に、皆さんが聞きたいと思っていること」
「現在、皆さんが抱えている問題意識」
などを伺い、その内容をセッションに反映させていきたいと思っています。
是非、ブログにコメントをいただけませんか?
皆さんの、興味関心に可能な範囲でお応えしてまいりたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
あと、前回(Vol.4)の「ファシリテーションの技術」についても、
ブログで簡単にサマリーをまとめましたので、
御関心のある方は、ご覧になってやってくださいませ。
■ロジックとパッションの狭間から。。。
・会議が変わる!ファシリテーションの技術(1)
http://kayumi.jp/archives/480340.html
・会議が変わる!ファシリテーションの技術(2)
http://kayumi.jp/archives/480340.html
こちらも、どうぞよろしくお願いいたします。
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